第37回市民防災講座「自然災害に備える」

令和7年12月1日(月)
TKPガーデンシティPREMIUM広島駅前 ホール4A】
Zoomウェビナー利用のオンライン配信 併催

 今回は広島市において「自然災害に備える」をテーマに講座を開催しました。ご来場による参加とオンラインでの参加を合わせて412名の皆様にご聴講いただきました。特に、多くの皆様にご来場いただき、会場では熱気のこもった質疑応答がなされました。
 京都大学斜面未災学研究センターの松澤先生からは、地質学の大切さを解説していただいたうえで、広島で発生した土砂災害の特徴をご説明いただき、さらに、すぐに手に入れることができるハザードマップとその利用方法についてご紹介いただきました。
 京都大学気候変動適応研究センターの仲先生からは、線状降水帯降雨の発生メカニズムと、それが発生し易い気象や地形の条件等について説明していただきました。また、線状降水帯降雨などの極端化する降雨への対応策としての取り組みについてもご紹介いただきました。
 広島市危機管理室災害対策課の泉課長補佐からは、広島市周辺で発生した過去の豪雨災害をふり返り、被災状況を詳細にご紹介いただくとともに、市民に対して実施した防災対策に関する意識調査の結果をご説明いただきました。また、市として用意している防災情報についてご紹介いただきました。
 JR西日本中国統括本部の佐伯本部長からは、JR西日本の防災の取組を多岐にわたりご説明いただきました。なかでも、発生件数の多い倒木による被災を低減する取り組みや、ドローンや航空レーザーを利用した新しい防災の取組について詳しく解説していただきました。
 ご参加いただきました皆様、誠にありがとうございました。

講演内容

講演1
 「地質から隠れた土砂災害リスクを見抜く!!」
   京都大学 防災研究所 斜面未災学研究センター 准教授 松澤 真氏
 
講演2
 「広島でも起きる?線状降水帯豪雨と気候変動」
    京都大学 防災研究所 気候変動適応研究センター 助教 仲 ゆかり氏

講演3
 「災害から身を守るために」
    広島市 危機管理室災害対策課 課長補佐 泉 浩平氏

講演4
 「JR西日本の自然災害に対する取り組み」
    西日本旅客鉄道株式会社 執行役員 中国統括本部長 佐伯 祥一氏


当日いただきましたアンケートでの質疑内容はこちらを御覧ください↓