市民防災講座 第21回「地震・津波災害に備える」

令和元年12月1日(日)
JR九州ホール (JR博多シティ9F)

 今回は「地震・津波災害に備える」をテーマとして開催し、約120名の方にご参加いただきました。
 最先端の計算を用いたVRによる仮想避難体験システムの紹介や、土砂災害の発生傾向と特徴、また鉄道乗車中の災害に対応する乗務員と乗客双方の避難力の必要性についての講演がありました。福岡市からは過去の災害から得た教訓を元に独自のハンドブック、マニュアル、アプリ等による市民への防災啓発活動について紹介されました。またJR九州とJR西日本からは、地震による鉄道の被災から復旧に向けた様々な事例紹介や、今後発生が予想される南海トラフ地震への耐震補強対策や地震の観測体制強化などの取り組みについてお話しいただきました。

講演内容
講演1:「スパコンを使った地震・津波被害予測とVRを使った仮想避難体験」九州大学 大学院工学研究院 浅井光輝准教授 

講演2:「豪雨や地震で起こる土砂災害と命の守り方」山口大学 大学院創成科学研究科 鈴木素之教授 

講演3:「鉄道乗車中、津波から避難するには」和歌山大学 地域活性化総合センター 西川一弘准教授

事例紹介1: 「福岡県西方沖地震、熊本地震の教訓から地震に備える」福岡市 市民局 防災・危機管理課 防災・危機管理係長 橋津千穂氏  

事例紹介2:「平成28年熊本地震からの復旧に向けたJR九州の取組み」九州旅客鉄道株式会社 鉄道事業本部 施設部 吉野敏成部長 

事例紹介3:「JR西日本の地震対策の取り組み」西日本旅客鉄道株式会社 鉄道本部 施設部 金岡裕之部長