市民防災講座 第27回「自然災害に備える」

令和4年9月22日(木)
大阪市グランフロント大阪ナレッジキャピタルカンファレンスルーム
Zoomウェビナー利用のオンライン配信 併催

「自然災害に備える」をテーマに大阪市にて開催しました。
会場ご来場の方とオンラインご聴講の方を合わせて、約270名の皆様にご聴講いただきました。
 はじめに全国面積約50%にあたる豪雪地帯での屋根雪関連事故に関する注意基準について解説いただきました。また、近年の気象変動による自然災害の増加に対応するため、全国で拡がりつつある地区防災計画策定への動き、また既に地域防災計画に反映された地区の事例を紹介いただきその重要性をお話しいただきました。大阪府からは、様々な自然災害への対策や、南海トラフ巨大地震への被害想定から、実際に家庭での備蓄・災害への備えについての注意喚起、災害発生時に混乱を招きやすい一斉帰宅を抑制啓発など各自の防災アクションの必要性を伺いました。JR西日本からは降雨災害に対して、斜面防災工事や鉄道雨量計とレーダー雨量を活用した安全性向上への取り組みについて紹介いただき、2014年10月に初めて試みた計画運休も、「計画運休ガイドライン」に基づき、2日前までに実施の可能性を様々な媒体で周知することにより、混乱防止とスムーズな運転再開のため対策を進めているとお話しいただきました。

講演内容

講演1   「豪雪地帯の軽い雪と重い雪-屋根雪関連事故の事例から-」 
          富山大学 都市デザイン学部 地球システム科学科 教授 杉浦 幸之助氏

講演2  「地域の防災をステップアップ-みんなで取り組む地区防災計画-」 
               香川大学 地域強靭化研究センター  准教授 磯打 千雅子氏

事例紹介1「直面する災害リスクと防災への取り組み」
                  大阪府 危機管理室 防災企画課  参事 福永 良一氏

事例紹介2 「降雨災害に対する取り組み -JR西日本 京阪神エリアの事例-」
            西日本旅客鉄道株式会社 執行役員 近畿統括本部長 三津野 隆宏氏

 

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